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長く乗った車が動かなくなった。車検が切れ、駐車場に置いたままになっている。事故や水害で損傷し、中古車として売れるのか、廃車にすべきなのか分からない。私も40代になり、親の車や家族の車を含めて「車を手放す手続き」は突然やって来るものだと感じています。車を買うときと違い、廃車は何度も経験する手続きではありません。必要書類、引取方法、還付金、査定額、キャンセル条件まで一度に判断しなければならず、戸惑うのは自然なことです。
廃車買取サービスを選ぶときは、広告の大きな金額だけでなく、どの状態の車を扱うか、引取と手続きの費用、対応地域、連絡方法、売却を断れる段階を確認する必要があります。査定額は車種、年式、走行距離、損傷、地域、資源相場などで変わるため、すべての車に同じ金額が付くわけではありません。還付金も普通車と軽自動車で制度が異なり、手続き時期や登録状況によって扱いが変わります。
本記事では、ナビクル廃車買取、セルトレ、廃車王、カーネクストとハイシャルの5サービスを、費用の考え方、申込方法、引取、手続き、対応車両の視点で比較します。掲載順はユーザー指定を基にした編集上の構成で、査定額、人気、品質の客観的な順位ではありません。
廃車買取5サービスの比較表
各社とも査定申込は無料と案内しています。買取価格は車両ごとの査定で決まるため、固定の料金や一律の買取額はありません。表の「費用」は2026年8月の公式情報を基にしていますが、離島、積載車が入れない場所、特殊作業、車両状態などで例外が生じる場合があります。申込時に車の保管状況を正確に伝え、個別条件を確認してください。
| サービス | 査定・利用費用 | 対象の例 | 申込・連絡 | 引取・手続き | 選びやすい人 |
|---|---|---|---|---|---|
| ナビクル廃車買取 | 査定無料。引取・廃車手続きは原則無料 | 低年式、多走行、事故車、故障車、車検切れ | Web申込後に担当者から連絡 | 全国出張引取。一部離島・例外条件あり | 一社と相談しながら手続きを進めたい人 |
| セルトレ | 査定申込無料。個別条件は査定時に確認 | 中古車、事故車、水没車、不動車、廃車候補 | 申込後、対応事業者からメールまたは電話 | 査定・商談後に売却先を決定 | 中古車買取と廃車の両方を検討したい人 |
| 廃車王 | 手続き無料、引取原則無料、引渡し前のキャンセル手数料無料 | 廃車、事故車、水没車、不動車、車検切れ、中古車 | Web、電話、LINE | 全国約150店舗のリサイクル事業者が対応 | 地域の事業者による引取とリサイクルを重視する人 |
| カーネクスト | 査定、引取、手続きは原則無料 | 中古車、廃車予定車、車検切れ、不動車 | Webまたは電話。実車訪問査定なし | 全国対応。名義変更や抹消登録を代行 | 電話・オンライン中心で進めたい人 |
| ハイシャル | 引取・手続き代行は原則無料 | 低年式、多走行、事故車、水没車、不動車 | Webまたは電話 | 全国の協力事業者と連携。一部島しょ部を除く | 廃車専門スタッフへ相談したい人 |
申し込む前にそろえたい情報
車両情報は分かる範囲で正確に伝える
メーカー、車種、年式、走行距離、車検満了日、事故歴、故障内容、エンジンが始動するか、タイヤが回るか、鍵や車検証があるかを整理します。年式や型式は車検証で確認できます。水没車は浸水した高さや時期、事故車は損傷箇所、長期放置車は保管年数も伝えると、引取方法を検討しやすくなります。査定を高く見せるために状態を省略すると、引取時の条件変更や日程の組み直しにつながるおそれがあります。
保管場所と積載車の進入経路を確認する
不動車の引取では、積載車が車両の近くまで入れるかが重要です。立体駐車場、地下駐車場、狭い私道、傾斜地、タイヤが動かない状態などでは特殊作業が必要になる場合があります。住所だけで判断せず、道幅、高さ制限、車両の向き、鍵の有無まで相談しましょう。
所有者名義と必要書類を確認する
車検証上の所有者が本人、家族、ローン会社、法人、亡くなった方のいずれかで必要書類が変わります。自動車税の納付状況や所有権留保がある場合も、通常より確認に時間がかかることがあります。印鑑証明書などには有効期間があるため、自己判断で先に取得するより、査定後に担当者から案内された書類をそろえる方が無駄を減らせます。
査定額と還付金を分けて聞く
提示金額に自動車税、重量税、自賠責保険などの還付相当額が含まれるかを確認します。普通車の自動車税は一定条件で月割還付がありますが、軽自動車税には月割還付制度がありません。重量税や自賠責保険も、解体や残存期間などの条件があります。「合計でいくら受け取るのか」「どの項目が買取額で、どの項目が還付なのか」を書面やメールで残すと比較しやすくなります。
ナビクル廃車買取|一社対応で手続きをまとめやすい

ナビクル廃車買取は、事故車、故障車、低年式車、多走行車、車検切れ車など、一般的な中古車買取で扱いにくい車も相談できる廃車買取サービスです。公式ページでは、複数業者から電話がかかる一括査定ではなく、申込後に担当者から連絡を受けて査定と契約を進める流れが案内されています。電話対応を一社にまとめたい人に分かりやすい仕組みです。
Webフォームではメーカー・車種、年式などを入力し、その後の連絡で車両状態を伝えます。査定額に納得したら契約し、希望日時と住所を調整して車を引き渡します。必要書類を郵送し、確認後は原則2営業日以内に買取金額を振り込む案内があります。実際の日数は書類の不備、金融機関の営業日、車両状況などで変わる可能性があります。
引取手数料、解体費用、手続き代行費用は原則0円とされ、全国出張引取に対応しています。一部離島を除き、一部例外では追加費用がかかる場合があるため、保管場所と車両状態を申込時に伝えることが大切です。自動車税の還付についても公式ページに説明がありますが、軽自動車には月割還付がない点を理解しておきましょう。
査定申込:無料
引取、解体、廃車手続き代行は原則無料です。一部離島や特殊な引取条件などでは対応・費用が異なる場合があります。査定額は車種、年式、走行距離、損傷、地域などを基に個別提示されます。
中古車としての再販が難しいと思われる車でも、海外流通、部品、金属資源などの価値を含めて査定できるのが廃車買取専門サービスの利点です。ナビクル廃車買取は、車の引取から書類手続きまでを一つの窓口で相談し、早めの入金を希望する人が検討しやすいサービスです。
セルトレ|中古車買取か廃車か迷う車もまとめて査定

セルトレは、車の状態をもとに、中古車としての買取と廃車車両としての買取を一度に検討できる査定サービスです。「まだ中古車として売れるかもしれないが、事故歴や故障がある」「水没して動かないため、どこへ相談すべきか分からない」といった車も査定対象にしています。海外輸出と再利用のネットワークを持つTCVの仕組みを生かし、国内再販だけに限定せず価値を検討します。
公式FAQでは、査定申込、登録メールへの確認、買取・廃車事業者からの連絡、査定・商談、売却先の決定という流れが示されています。査定や商談の結果に納得できない場合は売却する必要がないと明記されています。連絡する事業者や件数は車両情報などによって変わるため、電話に出られる時間帯や希望連絡方法があれば、申込時または最初の連絡で相談するとよいでしょう。
セルトレの特徴は、最初から「中古車」「廃車」のどちらかに決めつけず、車両の状態に応じた流通先を探せる点です。年式が新しい事故車、修理可能な水没車、海外で需要が見込める車種などは、解体以外の価値が検討される可能性があります。ただし、査定額や買取可否は個別判断であり、高額買取を保証するものではありません。
査定申込:無料
買取価格、引取条件、手続き、入金時期は、実際に対応する事業者との査定・商談で確認します。売却契約前に、引取費用、手続き費用、キャンセル条件、還付金の扱いを明確にしてください。
中古車店と廃車専門店を別々に探す前に、現在の車がどちらの扱いになるか相談したい人に向いています。とくに事故、水害、故障などで車の価値を判断しにくいときは、損傷写真、修理見積書、車検証を手元に置いて説明すると、状態を伝えやすくなります。
廃車王|地域の自動車リサイクル事業者が対応

廃車王は、全国約150店舗の自動車リサイクル事業者が運営する廃車買取サービスです。査定受付から車両の引取、解体、部品の再利用、素材のリサイクル、廃車手続きまでを地域の事業者が担います。使える部品や鉄、銅、アルミなどを再利用し、車両の価値を査定へ反映する仕組みを説明しています。
査定はWeb、電話、LINEから依頼できます。Webフォームは24時間入力でき、電話は9時から22時、LINEの査定対応は平日9時から17時と案内されています。契約後は引取日を決め、積載車で車を引き渡し、必要書類をもとに廃車手続きを進めます。
廃車手続き無料、引取原則無料、車両引渡し前のキャンセル手数料無料が案内されています。ただし、保管場所が狭い、対応エリア外や離島、積載車での引取が難しいなどの条件では、別料金や対応不可となる場合があります。申込時に車の状態と保管場所を詳しく伝え、見積書に費用条件を残してください。
査定申込:無料
廃車手続き無料、引取原則無料、引渡し前のキャンセル手数料無料です。特殊作業や地域条件により例外があるため、個別見積もりを確認してください。
廃車王は、NGP日本自動車リサイクル事業協同組合の組合員による地域対応と、部品・素材の再利用を重視する人に向いています。還付金が発生する場合は、査定額と還付相当額を分けて説明してもらい、合計受取額と手続き時期を確認しましょう。電話やLINEでも相談できます。
カーネクスト|電話・オンラインで査定から手続きまで完結

カーネクストは、中古車から廃車予定車、事故車、不動車、車検切れ車まで相談できる車買取サービスです。Webフォームまたは電話で車種、年式、走行距離、内外装、修復歴などを伝え、実車の訪問査定を行わずに査定を進めます。自宅、駐車場、修理工場、ディーラーなど、希望場所での引取を案内しています。
公式の流れは無料査定、車の引取、各種手続き、振込の4段階です。名義変更、一時抹消、永久抹消などを代行し、手続き完了後は証明書類をショートメッセージで送付します。必要書類に不備がない場合、手続き完了後1週間から2週間程度で振込と案内されています。急いでいる場合は、契約前に必要書類と予定日を確認しましょう。
査定申込:無料
全国対応で引取と手続きは原則無料と案内されています。キャンセル条件や特殊な車両・保管場所の扱いは、契約前に個別確認が必要です。
訪問査定の日程を設けず、電話やオンラインで話を進めたい人に向いています。口頭契約となる場合は、提示額、引取日、費用、キャンセル条件、入金時期を復唱し、メールや書面でも確認しておくと安心です。
ハイシャル|廃車専門スタッフへ相談しやすい

ハイシャルは、低年式、多走行、事故車、水没車、不動車などを扱う廃車買取サービスです。全国1,000社以上の協力事業者と連携し、中古車としての再販、海外販路、部品、資源など複数の価値を検討します。公式サイトでは、研修を受けた専門スタッフが廃車に関する相談へ対応すると案内しています。
査定はWebまたは電話から申し込みます。車両情報と状態を伝え、提示内容に納得したら契約と引取日を調整します。引取と手続き代行の費用は原則無料で、一部島しょ部は対象外です。自宅以外の保管場所にも対応する案内がありますが、積載車が進入できない場所や特殊作業が必要な場合は、事前確認が欠かせません。
査定申込:無料
引取・廃車手続き代行は原則無料です。一部島しょ部や特殊条件では対応が異なる場合があります。契約前に総受取額と費用条件をご確認ください。
廃車の進め方が分からず、必要書類や還付金も含めて専門スタッフへ相談したい人に向いています。査定だけで売却を急がず、契約内容を理解したうえで車を引き渡しましょう。
査定額を比べるときの実務ポイント
同じ車両情報と同じ条件で依頼する
比較するサービスごとに伝える状態が違えば、提示額も比較できません。年式、走行距離、事故歴、故障箇所、引取場所、書類の有無を同じ条件で伝えます。口頭だけでなく、可能であれば写真と車検証情報を基に査定してもらいましょう。提示額が高くても、還付金込みか、引取費用が別か、後日の減額条件があるかで最終受取額は変わります。
契約と査定依頼を区別する
無料査定を申し込む段階と、提示額へ同意して売買契約を結ぶ段階は同じではありません。電話で同意すると契約が成立するサービスもあるため、返答前にキャンセル条件を確認します。車両引渡し後は取り戻せない場合があり、解体後は元に戻せません。家族名義や法人名義の車は、所有者の意思と必要書類を先に確認してください。
年度末は時間に余裕を持つ
自動車税は4月1日時点の登録状況が関係するため、1月から3月は廃車手続きの依頼が増えやすい時期です。査定を申し込んだ日ではなく、抹消登録が完了した日が重要になる場合があります。引取日、書類郵送、手続き完了予定を確認し、車検や駐車場契約の終了日も含めて早めに動きましょう。
車の状態別に伝えておきたいこと
事故車・故障車
事故車では、前後左右のどこを損傷したか、エアバッグが作動したか、エンジンが始動するか、液漏れがあるかを伝えます。修理工場にある場合は、工場から直接引き取れるか、保管料がいつから発生するかも確認してください。故障車は警告灯、異音、動かなくなった経緯、修理見積書の有無を整理します。無理にエンジンをかけたり移動したりせず、安全を優先して積載方法を相談しましょう。
水没車
水没車は、浸水した日時、水の種類、車内のどの高さまで水が入ったか、乾燥や整備を行ったかを伝えます。電装系の短絡や発火のおそれがあるため、メーカーや行政機関の注意に従い、自己判断で始動しない方が安全です。災害直後は引取依頼が集中し、道路状況によって日程が変わることもあります。保険を利用する場合は、先に保険会社へ連絡し、写真や被害状況を記録してから売却手続きを進めます。
車検切れ・長期放置車
車検切れの車を公道で運転して引取場所へ移動することはできません。積載車での引取を前提に、駐車場の進入条件を伝えます。長期放置車では、タイヤの固着、バッテリー上がり、鍵の紛失、車内の荷物、ナンバープレートの有無も確認事項です。月極駐車場を解約する場合は、車両撤去日と契約終了日の間に余裕を持たせると、日程変更にも対応しやすくなります。
ローン会社や家族名義の車
車検証の所有者欄がローン会社や販売店の場合は、残債の精算と所有権解除が必要です。使用者本人だけでは廃車手続きを進められない場合があるため、査定時に車検証の名義を伝えてください。家族名義、相続車、法人名義でも必要書類は異なります。本人確認書類や印鑑証明書を第三者へ送る前に、送付先と利用目的を確認し、公式に案内された方法を利用します。
契約前に残しておきたい確認記録
電話で説明を受けた場合は、担当者名、日時、提示額、還付金の扱い、引取費用、キャンセル料、入金予定日をメモします。契約書や利用規約がメールで届いたら、車両情報と金額に誤りがないか確認します。「引取後に車の状態が申告と違った場合」「必要書類がそろわない場合」「希望日に積載車が入れない場合」の扱いも確認対象です。
車内にはETCカード、ドライブレコーダーのSDカード、個人情報を登録したナビ、駐車券、印鑑などが残りやすいため、引渡し前に確認します。純正品ではないタイヤやオーディオを外したい場合は、査定額へ影響する可能性があるので、契約前に相談してください。引渡し時は車の外観、走行距離、鍵と書類の受渡し状況を写真で残し、受領書を保管します。
廃車手続きが完了したら、一時抹消登録証明書、登録事項等証明書、解体報告記録日が分かる書類など、手続き内容に応じた証明を受け取ります。任意保険、駐車場、ETCマイレージ、定期点検サービスなどの解約・変更は自動で行われない場合があります。車を引き渡した後に必要な手続きを一覧にし、漏れがないか確認しましょう。
比較中に提示額の有効期限を聞いておくことも重要です。鉄や中古部品の相場、車両の保管状態、税金の基準日によって条件が変わるため、数週間前の金額がそのまま維持されるとは限りません。一方で、急いで即決する必要もありません。家族と相談する時間、必要書類をそろえる時間、他社の回答を待つ時間を見込み、いつまでに返答すれば提示条件が有効なのかを確認してから判断すると落ち着いて選べます。
よくある質問
まとめ|車の状態と希望する進め方で窓口を選ぶ
ナビクル廃車買取は、一社対応で引取・手続き・入金までをまとめたい人に分かりやすいサービスです。セルトレは、中古車として売るか廃車にするか決めきれない車の流通先を広く検討したい場合に向きます。廃車王は、全国の自動車リサイクル事業者による地域対応と資源循環を重視する人が検討しやすい仕組みです。競合のカーネクストは電話・オンライン中心、ハイシャルは廃車専門スタッフへの相談という特徴があります。
査定額は車両ごとに異なり、掲載事例と同じ金額になる保証はありません。本記事は2026年8月時点の公式情報を基に作成しています。費用、対応地域、受付時間、入金時期、還付制度、キャンセル条件は変更される場合があります。税金、相続、所有権解除など判断が難しい場合は、各サービス、運輸支局、税事務所、行政書士などの専門機関へ確認してください。複数社を比較する場合も、契約内容を理解したうえで、納得できる一社を選ぶことが大切です。
査定申込前には車検証を用意し、公式ページの最新条件と個人情報の取扱方針も確認してください。
